「Cool Head, but Warm Heart (冷静な思考と温かい心)」
経済学者 アルフレッド・マーシャルの言葉です。
以前、マザーハウスが主催するセミナーに参加したときに、出会った言葉ですが、とても心に残っています。
冷静な思考、だけ
温かい心、だけ
よりも両方あったほうが、ものごとがうまく運ぶことが多いように思います。
たとえば、
習慣化オンラインサロンのチームミーティングを毎週やっているのですが、そこで大事にしているのが「メンバーのわくわく欲求」です。
ボクも含め会社員しながら複業で活動しているメンバーにとって、会社はどうしてもトップダウンでやらなければならない仕事をせざをえないことが多いのですが、習慣化オンラインサロンでは自分たちのやりたいことをやりたい形で実現していくというのを重視しています。
やりたいことをやっていると良いアイデアが出ることが多いですし、なによりも夢中になってやれることがとても心地いいです。
いっぽうで、
わくわくのみでうまくいくというわけではなく、ときには冷静に考えることも必要になってきます。
オンラインサロンをより満足度を高めるにはどうしたらいいか、サロンの仲間を増やすにはどうしたらいいか、というように一歩ひいたところから考えて、行動することも必要になります。
また、昨年受講した青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムで学んだことも、心と思考の大切さを強く感じました。
ワークショップは、プログラムデザインとファシリテーションとリフレクションデザインの3部構成でできていますが、
プログラムをデザインするときは、目的からどうプログラムを組み立てていくかという思考の要素と、参加者はどのように感じるだろうかという心の要素を織り交ぜながらつくりこんでいきます。
またファシリテーションの際には、参加者に安心感をもってもらうような配慮をしつつ、いっぽうで限られた時間制限の中で冷静にプログラムを微調整しながらゴールへと導きます。
リフレクションをする際には参加者の現場の状況やアンケートから、思ったこと、感じたことをとらえながら、次回以降の糧にしていきます。
日常を過ごしていると、
ついつい「思考」だけ、「心(感情)」だけで動いてしまうことはないでしょうか。
この傾向は人のタイプによって異なるようです。
ボクの場合はどちらかというと、思考に偏り気味になります。思考に偏りすぎると、「XXXXすべき」という考えになり、完璧主義になり柔軟に物事を考えられなくなったり、働きすぎて身体を壊してしまったりします。他者にむけば関係性がぎくしゃくしてしまうことも。
この傾向は無意識で起こることなので、常に制御をすることは簡単にいかないことが多いのが難点です。
制御ができず何日も経過すると、身体を壊してしまったり、相手との関係性が修復できなくなることもあります…。ボクの場合は身体を壊しかけました…。
常に意識はできないとしても工夫をすることはできます。
その1つが振り返りをすることです。
1日に数分でもいいので、日中について振り返ってみるのです。そのときに思考に偏りすぎていたなぁと思えば、感情はどう動いたのかを思い出してみて、そこから改善できることは何かを考えていくといいでしょう。
1日に1度そういった時間を設けると、頭も心もリセットできていいですよ。
編集後記
今日は朝6時から朝活のファシリテーションをしました。休日の朝早くから18名もの人が一斉に集まりました。多くの人が集まると画面越しからでも熱量が伝わってくるのを感じ、元気をもらえました(^^)。夜は食習慣を考えるイベントがあり、断食をはじめたとしたいろんな話で盛り上がりました。興味軸で集まる会は楽しいなぁってつくづく思います。