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部署の山積みの問題を解く7つのS

この数ヶ月は、会社の山積みの問題と悪戦苦闘しています。

ドキュメントがない、雰囲気があまりよくない、コミュニケーションがうまくできない、などなど、あげればきりがないぐらいに。

膨大な課題をひとつひとつつぶしていこうとしていたのですが、ひとつが重い問題であり、かといってそれを解決することで劇的な改善が見込めるかどうかも読めません。

そこで、最近つかいはじめたのが、「7S」というフレームワークです。

「7S」って?

マッキンゼーが開発した組織開発のためのフレームワークです。

全部で7つの項目があります。

つまり、組織は7つの要素でできているということなんです。

ハードのS

経営者が比較的短期間に変更可能でコントロールしやすいもの

組織構造 (Structure):企業がどのように組織化されているか。たとえば、組織階層と上司部下の関係はどうなっているか、次組織が職能別か、事業部制になっているかなど。

システム (System):管理システムや情報システムなどの仕組み、管理手続きがどうなっているか。たとえば給与制度、インセンティブ制度、業績評価システム、資源配分システム、経営管理システムなど

戦略 (Strategy):競争優位の源泉は何か、戦略の優先課題は何か、どの分野にどのように経営資源を配分するかなどの戦略。

ソフトのS

その会社で働く人々によって決まるものであり、通常、簡単には変更できずコントロールしにくいもの

スキル (Skill):社員や企業が持っている特定の能力。おこなっているビジネスに重要で、しかも競合他社にないスキルがあれば、競争優位を確立することができる。

人材 (Staff):どのようなリーダーシップがとられているか、採用と人材育成の方法はどのようになっているか、どのような人材が何人いるかなど。

スタイル (Style):組織の文化や経営スタイル

共有価値 (Shared value):会社のよりどころとなる経営理念や価値観が浸透しているか。

参考

参考 マッキンゼーの7S“ウィキペディア”

7Sを分解する

7Sの状態だと大枠すぎるので、それを分解してみました。

分解した要素ごとに、山積みの問題をぶつけていきます。

すると、組織の中のどの部分に課題が多いのか、が見えてきます。

また、1つの問題でも複数の要因が密接にからみあっていることも見えることがあります。

要素から重要な課題をつきとめ問題解決する

上記のように分類をしたあとは、部署の中の方針や経験則などから、最も重要な課題を選び出し、それを解決するための解決策を出していきます。

やみくもに感覚値で問題を解こうとしても、合意形成がとりにくいですが、可視化をすることで他の人にも説明しやすいですし納得してもらいやすいのです。


いかがでしたでしょうか。

もしあなたが、組織の多数の問題で悩んでらっしゃるならば、7Sで分類してみてはいかがでしょうか。可視化するだけでもいろんな気付きがきっと見つかりますので。

 

それでは、今日も楽しみましょう!

編集後記

昨日は会社を早めに切り上げ、コーチングセッションを行いました。今年までにやりたいことというテーマに、お話しをしたのですがぼく自身も話をしながらわくわくしていました。Mさん、年末に向けて引き続き応援しています!