(Photo by Priscilla Du Preez on Unsplash)
先日から会社の問題解決講座のトレーナーをしています。
問題解決の手法を社員に教えるわけですが、その体験をとおして自分自身の学びを感じています。
自分ではわかっても、他人がわかるとは限らない
人に教えていると、ウンウンとうなずいてくれる場合もあれば、ポカーンとした表情になる場合もあります。
「相手がわかる」
という状態になるには、
自分がわかる→自分が説明できる→相手に伝わる→相手が理解できる
という段階があるわけです。
相手がポカーンとなっている場合は、「相手に伝わる」か「相手が理解できる」の部分が不足しているのです。
「理解できる」にもっていくには、相手の身近な例に置き換えることで理解を深めてもらったり、もう一段階易しい表現にすることで理解をしてもらえることがあります。
予定どおりにはいかないこと
講義をしている時間は時間枠があるわけですが、その時間内にプログラムを進めようとしてもうまくいかないときがあります。
よくあるのが、前半に時間をかけすぎて後半をはしょってしまうこと。
先日の講義では前半に時間をかけすぎて、なんとか後半も伝えることは伝えたけれど、「相手が理解できる」と確信を持って言えるかと言われると怪しい部分があります。
もちろん後でフォローをするわけですが、決められた時間内でこなすには、
この時間枠の中で必ず理解してもらわないといけないことは何かをおさえておくのが必要だと感じました。
それができれば、後ははしょってもいいですし、時間を圧縮してもいいですので。
教えるのが自分の学びには最高の素材
ベストセラー本「アウトプット大全」にも書かれているのですが、人に教えるというのが最高のアウトプットになります。
今回トレーナーをやるにあたって、講義をやる前に自分で問題をといたり、相手がわかるような事例を探したりと準備をしています。
受講生よりも時間をかけている自信があるぐらいにい時間をかけているのですが、そうすると、今まで理解があやふやだった部分もくっきりとわかってきます。
人に教えている時間だけでなく、人に教えるとなるとプレッシャーになり、必死こいて時間を費やすので、自ずと自分の理解が深まっていくのです。
もしあなたが何かの分野で学びを深めたいと思っているならば、誰かに教えることをおすすめします。何倍もレベルが上がりますので。
それでは、今日も楽しみましょう!
編集後記
昨日は筑波山に登りました。本当は富士山に登る予定だったのですが、天候が荒れているという予報があり、富士山は延期とし、その代わりに筑波山に登ったのです。今年のぼるのは二回目でしたが、頂上から見る景色は格別でした。帰り際、友人が昨日の富士山の山頂の様子を教えてくれたのですが、目も開けられないぐらいの嵐だったようで、、、行かなくてホッとしました。