(Photo by freestocks.org on Unsplash)
最近ワークショップを主催する場合もあれば、参加する場合もあるのですが、その中で感じるのが時間設定についてです。
主催者としての計画と参加者としての実行
主催者の立場でいえば、限られた時間枠の中でより有意義にその場をつくりたいと考えており、時間を区切って場を進行していきます。
5分、10分というのもあれば、1分、2分と区切ることも。
逆に参加者として自分がワークをする立場のときも同じように区切られます。
で、参加者としてやる立場のときは、時間が短いって思うときもあるんです。
ときには頭に汗をかきながらやったり。
なかには、「えっ?そんなに短いの?」って思ってしまうことも。
けれど、時間設定がされていると、なんとかその中で終えようとし、なんとか終えています。
たしかに最初の自分の考えうる理想の状態にはならないことが多いです。
けれど、おおむねはできてしまうんです。
100点はとうてい無理だけど、よければ80点、よくなくても60点ぐらいになっているんですよね。
自分に転用する
上記では、主催者、参加者という立場で見てみましたが、
ここから言えることは、ワークショップは進行の全体を把握している主催者が、何をどのぐらいの時間をかけて実施するのかというのを決めてそのように場を進めます。
参加者はその時間枠の中で実行をし、なんとかしあげているのです。
これって自分自身にも転用できるんじゃないかと思うんです。
主催者の立場のように計画し、参加者の立場のように実行する。
自分でやる場合は2つの役割を自分でやるので、つい計画する場合は長めに余裕を持ってやりがちですし、実行する場合は完璧をもとめてしまいがちです。
注意点は、余裕を持って計画して、完璧を求めると時間が非常にかかるということなんです。
なので、自分が2役やるのですが、計画はあえてこれでできるんだろうかと懐疑的なぐらいで設定してみて、実行するときは完璧主義にならずに最善で実行することを心がけてみるんです。
このように設定すれば自分が今までに時間をかけていたものが面白いぐらいに早く進められます。
60点でまずは仕上げる
もともと完璧主義の傾向が強い私は、ついついどうでもいいことでこだわってしまっていました。
さらに、デザインや見た目もとても気にしちゃうので、微妙なずれとかが気になってしまうんですよね…誰も気にしないレベルの1pxのずれだって(笑)
また、何かを完璧にしあげた状態を100点とした場合に、
60点までは意外と早くできちゃうものなんです。それを80点、100点へともっていくにはとても時間がかかりますし、その時間対効果で見ると60点までもっていくのに比べるととても低くなってしまいます。
毎回60点ですべてをこなすというわけではありませんが、
たとえば何かの議論をする際に、たたき台が必要という場合は60点で充分でしょう。
また、自分の会社の中だけで使う資料で正式に使うものでも80点で事足りることが多いです。
実際に100点というのはそもそもその100点という状態が個々人で差もあります。人が見て80点も100点もほとんど変わらないならば、80点で出してしまってもいいと思うんです。それこそ先ほど出した1pxのずれなんて、誰も気づかないかもしれませんし(笑)
時間は有限です。
どうせ同じことをやっているならばできるだけ短い時間で終わらせてしまって、別のことをしたほうが生産的です。
自分が抱えている業務を今よりも半分でやるにはどうしたらいいだろうか。
10分かかっているものを2分で終えるにはどうすればいいだろうか。
ときには自分自身にこんな質問を投げかけてみるのもいいかもしれませんね。
(あっ、そうそう、補足ですが、なんでもかんでも短い時間がいいかっていうと、そんなことはありませんよ。とくにコミュニケーションの部分はしっかりと時間はとりましょうね。)
いかがでしたでしょうか。もしあなたが時間がないことに課題を抱えていらっしゃるならば、あえて短めに時間を設定してみたり、60点で仕上げることも試してみてはいかがでしょうか。最初は小さなところからスタートし少しずつ実行していくとやりやすいですよ。
それでは、今日も楽しみましょう!
編集後記
今日は都内でコーチングについて学びました。今回は自分の棚卸しでした。今までの仕事で積んできた経験と、最近にいたるまでのさまざまなことを振り返りました。