(Photo by Jake Hills on Unsplash)
コーチングセッションでは、
クライアントさんに未来の理想像を描いていただくのですが、
そのときに、
よくわからないという反応を示される方もいらっしゃいます。
そんなときには質問をしながら少しずつ描いてもらいます。
質問で少しずつ見えてくる
理想像という大きな枠ではわかりにくいのであれば、要素を分解していきます。
どんな場所にいると心地良い?
誰と一緒にいると心地良い?
何をやっていると夢中になれそう?
どんなふうにやると楽しい?
というように。
そこからさらに具体的になるように質問をしていき、少しずつ理想像を組み立てていきます。
好き嫌いで感じる
ときには、上で書いたような質問の答えが出にくいこともあります。
そんなときは、
これだけは絶対嫌というのを出してもらいます。
好きは出にくくても、嫌いは出やすかったりするんです。
嫌いが出ると、少なくとも範囲が少しは絞られますね。
さらに、これはちょっと嫌というのを出したり、これはちょっと好きかもというのを出していきます。
話をする中で、大好きなものが見えてくることあります。
見えてこなくても、
ちょっと好き、ちょっと嫌いという気持ちを大切にしてもらいます。
感情を扱うことに慣れていないと、心が反応するアンテナが鈍っていることもありますので。
ちょっと好きというものが、時には大好きに変化することだってあります。
たとえば、ぼくの場合であれば、「自然」。
これは最初は好きどころか違和感がありました。
でも今では自分を構成する要素の中核になります。
最初は違和感で気になっていて、少しずつ「好きかも」になり、それが積み重なり「大好き」になりました。
小さな芽を育てよう
理想像は最初から短時間で固まることはありません。
仮にできたとしてもあくまでVer1.0なだけで、そこから日々過ごしていく中で、Ver1.1、Ver1.2というようにマイナーバージョンアップがあり、ときにはガラッと変えるようなできごともあります(Ver2.0)。
だけど、
最初のVer1.0がないと、そのあとに続かないので、理想像をあらあらでも、中途半端に思うところでも、つくってしまうことをオススメします。
編集後記
今日は会社帰りにシェアオフィスでコーチングセッションを行いました。これからの向かいたい方向性を描いていただきました。