たのしくブログ習慣の人体実験中...

ワークショップデザイナー育成プログラム(WSD)で学んだ3つのこと

ワークショップ対面道具

約2ヶ月半ぶりにブログに記事を投稿します…

ただいま(笑)

約2年間に渡り毎日のようにブログを更新してきた僕が、パタッとブログの投稿をやめた理由、それはあることに専念したかったからです。あることというのは、今年の9月からはじまったワークショップデザインの学びのためでした。

ワークショップデザインの学び

「わづくりの種」というブログの名前のとおり、「わ」をつくっていきたいというマイミッションが僕の中にはあります。

それを実現するうえで、とても大きな一歩が今回のワークショップデザインの学びだったのです。

学ぶ場は、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム(WSD)です。

このプログラムでは、理論と実践の両面を短期間で濃密な時間をかけて行われます。

レポートの量と、ワークショップの実践演習は甘くはありません(笑)毎晩夜9時から打ち合わせを一週間続けた週もありました。

おかげで、今までは我流でやってきたワークショップにしっかりと芯ができました。

WSDで学んだことは今回の記事だけでは書ききれないので、また何度かに渡って書いていければと思います。

今日とりあげるのは、一番学びになった3点についてです。

  • 学び1.足場かけ
  • 学び2.実践が大事
  • 学び3.みんなの力
青山学院大学青山キャンパス

学び1.足場かけ

WSDで学んだもので日常的に口をするようになったキーワードが「足場かけ」です。

何かをやろうとするときに、自分の実力では手が届かないとき。そんなときには、足場をかければ手が届きます。

ワークショップをやるときに、いきなり大きなワークをやろうとしてもなかなかうまくいかないものです。

たとえば今回のWSDで参加者として参加した演劇ワークショップというものがありました。

今まで演劇の経験のない僕が、

「はい、シューワさん、あなたはXXXXX役ですから演じてください」

って言われても演じることなんてできませんし、腰が引けます。もう逃げ出したくなります(笑)

でも、演劇ワークショップでは僕はしっかりと演じられました。僕だけではなく、演劇などやったことのないWSDの友人たちも見事に演じられていました。

素人の僕らが演じられるようにするために、何度も足場をつくっていくことで、少しずつハードルを越えていく工夫がこらされていたのです。

最初はワークショップを一緒にやるメンバーと軽い挨拶、次に拍手の練習、次に応用した練習、というように。

ハードルは、演劇の実践の仕方もありますが、それ以上に心理的なものが大きいです。

恥をかいたらどうしようって思ってしまいますよね。

そんな心理的なハードルを越えていくために、どのようにしたら一歩ずつ階段を登っていけるだろうか、そんなことをプログラムをデザインしたり、ファシリテーションをすることで組み上げていくのです。

この「足場かけ」はワークショップだけに当てはまるものではないなってつくづく思います。

たとえば、会社の中でトップダウンで超大きなミッションが降ってきたとします。しかも、自分が「苦手でハードルがとても高いもの」をやれと言われてもいきなりはできませんよね…。

もちろん頑張って根性でこなしていくという手段もありますが、超大きなミッションと自分の現在時点との間に足場を階段のようにつくっていくと意外と大きなミッションも成し遂げられるようになるのです。

その足場は自分でつくることもできますし、誰か他の人につくってもらうこともできます。

もっと小さな話で言えば、誰かと会話をしているときに話が噛み合っていないなって感じたら、噛み合うために足場となる補足の言葉をかけてあげればきっと通じることでしょう。

このように、「足場かけ」というのはいろんなシーンで使うことができます。

ものごとがうまくいってないなぁって思ったら、「足場をかけたらどうだろう?」って考えてみるといいかもしれませんね。

ワークショップ学び

学び2.実践が大事

WSDの約3ヶ月の学びの期間に、自分たちでワークショップを2回つくりました。3ヶ月と言うと長そうに聞こえるかもしれませんが、実際には一週間で組み立てる必要があったんです。

日曜に企画の時間が数時間与えられたら、次は翌週の日曜に本番さながらにリハーサルをする必要が出てきます。じゃあ3時間でワークショップのプログラムデザインができるかというとそんなに甘い世界ではありません。なので、企画の時間が終わったら飲み屋に行って企画を考えたり、夜な夜な打ち合わせをして、ということになります。

最初は、こんな短期間でできるんだろうか、って思いましたし、そもそもそんな短期間でやる必要があるのだろうかとも思いました。

でも、実践してみて思ったことは、やれたし、やって良かったという気持ちが強いです。

どうしても、僕自身の傾向としては、しっかりと頭で考えて組み上げてから動くということが多いです。そのほうが経験上うまくいくこともありました。

でも、今回の一週間でリハをやって、さらに翌週に本番をやって、数週間後にまた別のワークショップの企画をやって、と二回転してわかったのが、学びの速度が桁違いに大きいということです。

最後に学びの総振り返りをしたのですが、そのときに感じたのがE-Learningや座学で学んだこと以上に、実践で学んだことが記憶に残っているし、学びの深さが大きかったのです。

座学で学ぶときは頭で理解しているのですが、実践でやると身体と感情で理解するという感じです。

WSDの良いところは短期間で実践を2回転することで、さらに1回ごとのリフレクション(振り返り)がとても丁寧で1日半かけます。

準備をしっかりとやってから行動するのではなくて、準備はそこそこにとりあえず走ってみて、走りながら考えていくととても遠くまでいけてしまう。そんな感覚です。

今後は準備を30%にしつつ、とりあえず走ってみて修正しながら50%、80%と100%に近づけていけるような活動をするスタイルも積極的に取り入れていこうと思います。

正直、今回のブログの再始動も頭で考えるとズルズルと行動できずにいました(笑)こんな稚拙な文章でいいんだろうか、みんなから見られると恥ずかしいな。なんて気持ちで。

でも、とりあえず記事を投稿してみて、不格好でもまた何か気づきがあれば、さらに記事を重ねればいいわけです。

ワークショップ実践オンライン

学び3.みんなの力

WSDはグループでワークショップをつくっていきます。

実践を2回別のグループメンバーでやったのですが、そのときに思ったのが多様性です。

今まで経験してきた世界が異なり、全くタイプの違う人たちが集うのです。

それはそれはスムーズにいかないこともあります。

どのように折り合いをつけていこうかと、自分でやりたいことと、全体を統合していくというバランスどりにジレンマを感じたことはたくさんありました。

でも、それ以上に一人ひとりの持ち味の良さを強く感じました。

ワークショップの実践が終わった時は、このメンバーだからこそうまくいったと思えるぐらいに、自分たちの役割が自然と決まり、補完し合いながら活動ができました。

WSDの中でとっても大好きなワークがあります。ギャップモニタリングというものです。

実践をやったメンバー同士が、最後にメンバー一人ひとりにギフトメッセージを贈ります。「あなたのXXXが本当に素晴らしい。ありがとう。」そんな気持ちを込めて贈り合うわけです。

メンバーからギフトでいただいたメッセージから、新たな自分を発見したのも収穫です。

僕自身がいただいたもので実践2回ともに共通していて、自分自身も認識していたのは「まとめ力」です。

一方で、メンバーからいただいたもので自分自身が認識が浅かったのは「笑顔とか気遣い」という部分です。もちろん笑顔でいることも多かったけれど、そんなに褒めてもらえるほどのことはしていないように思っていたのです。でも、もしかしたらそれは、自分では当たり前に思っているけれど、実はキラリと光る自分の強みと言えるものなのかもしれません。

仕事でもプライベートでも、仲間と協働で物事を進めることはいろいろとありますが、自分自身の得意で好きなことで貢献し、また別のメンバーもメンバー自身の得意で好きなことで活動できたならば最高です。

自分が苦手なことが、実は好きな人もいるわけで、そんなお互いを補完し合いながら活動していけると、理想に思います。

ワークショップ実践対面

これから

WSDは無事修了しましたが、むしろやっと土台ができたばかりです。

学び2で書いたように、これから自分自身の場所でいかに実践をしていくかが大事になってきます。

スタッフで関わる習慣化オンラインサロンの朝活や様々なイベントで企画を検討していければと思いますし、会社の中でも企画をチームで考えていく機会を模索中です。

今後の活動はまたブログ記事でも書いていきます。

青山学院大学相模原キャンパス

この度は記事を読んでくださりありがとうございます。

また次回のご来訪も心よりお待ちしています☆