(Photo by Glenn Carstens-Peters on Unsplash)
先日、会社の同僚たちと話しているときに感じたのが、「なにかをやる」って決めるだけではできないということです。
やろうと思ってもできない現実
同僚と話したのは、残業が常態化していて、あまり健康面でよくないよね、というような内容です。
そこで案としてあがったのが、「定時退社しよう!」というものです。
1ヶ月後に振り返ってみると、残念ながらできていない人が大半でした。
そして、また同じ目標を立てます。「前回できなかったから今回はちゃんとやろう!」って決めました。
そして、さらに1ヶ月後に振り返ってみると、悲しいことにほとんどの人ができていませんでした。
「がんばる」の次にやること
何が欠けていたのでしょうか?
気合いでしょうか?
違いますよね(笑)
いくら「がんばる!」って唱えたところで、ほとんどの場合は何も変わりません。
大事なのは行動への具体的な落とし込みです。
「定時退社する」
だと、いつ、どのようにやるのかがイメージがわきません。
イメージがわかないと行動へと移すことができないので、実行へと踏み切ることができないのです。
「定時退社する」
という目標であれば、
「毎週水曜日の18:30に退社する」
これで具体的になりますね。
さらに、その行動を呼ぶための行動までつくっておけると実行力が上がります。
・毎週水曜日の18:30に退社するために、カレンダーに定時退社の旨を入れておく
・毎週水曜日の朝・昼・夕方の段階でリマインダーを設定する
・チームメンバーにも投げかける
・18:30になったら自分が帰るときに、他のみんなにも声をかける
日常に多くあるあいまいなもの
上記のようなことって日常を思い浮かべてみると、いろんなところで見つかります。
・「顧客第一」って壁にかけているけど、それで満足している会社
・会議で「○○をやる」までは決めるけど、誰がいつまでにを決めていないケース
・「最近○○が課題なので、これをやろう」って、やることリストが積み上がるけれど、いっこうにそれらが片付かない
自分で書いておきながら、私も反省しきりです(笑)
これらの場合ならば、
・「顧客第一」って壁にかけつつ、社員全員で毎週火曜日の12時に大会議室に集まって、ワークショップ形式でやることを決める。そこから出たこと、たとえば毎日1人のお客様に感謝の手紙を書く。
・会議で「○○をやると決まった」ので、「Aさんが来週の定例会議までに、A4紙一枚のドキュメントに完結にまとめる」
・「最近○○が課題なので、これをやろう」と決めた。いったんやることリストにはためておきつつ、決められた手順で実行する。毎週月曜の14時から15時は「これをやる」の分野をやる時間を確保して進捗させる」
こんな感じで決めておけると行動に移しやすくなります。
いかがでしたでしょうか。
もしあなたが「やろうと思っても実行できない」って課題を抱えているならば、具体化をしてみてはいかがでしょうか。
それでは、今日も楽しみましょう!
編集後記
昨日は昔のプロジェクトでご一緒させていただいた人たちと久々に会いました。とても懐かしい光景が思い浮かびました。