「おーーーい!SHUWAこっち、こっちー!」
「うそーーー!!!逆走しとるやーん!」
学生時代、サイクリング部に入ってました。
日本全国のさまざまな地域を、自転車にテントや鍋を積んで旅をしていたんです。
当時は、紙の地図を頼りに、あっちかな?こっちかな?
なんて感じでペダルを漕ぐわけです。
出発地点から目的地まで、どんな経路で行けばいいか。五日間の時間の中で、どこに寝泊まりして、どこで食材を買えばいいか。この道は本当に行けるんだろうか。
という様々なことを考えて旅の歩みを進めるのです。
けど、
ここで問題が!
方向音痴なんです…
みんなに小バカにされるほどの方向音痴なんです。
なので、
冒頭のように、仲間に呼びとめられて助かることもしばしば…
さすがに入部したてのときと比べて、卒業するときには、ちゃんと(自分の中では)地図は見られるようになってきましたし、
なんと、
部長をやって、合宿の旅路を決めるまでに成長したのです。
無謀ですね…
そんな僕が部長だなんて…
仲間もよく許可をしましたね…
で、
問題なくイベントは何ごとも問題なく終わったので、きっと方向音痴は解消しました。
(ぼくのきづかないところで、がんばってくれてたなかまが、いるのかもしれませんが…)
社会人となり、お客様と打ち合わせをするようになりました。
初めて行く場所、
電車で行けばいいか、バスで行けばいいか、タクシーなのか、
頭を最大限ぐるぐる回します…
よしっ!
このルートで行こう!
ん?
念のため、
念のため、
早めに着けるようにしよう。
もし、電車が遅れていたら、お客様にご迷惑だから。
いざ、行ってみると、
電車はちゃんと動いてくれています。
これなら、かなり余裕をもってお客様のところに行けるな。
歩みを進めると、
まーったくお客様の事務所が現れてこないんです。
おかしいなぁ…
そろそろまずいぞ…
近くのコンビニに入り、場所をたずねます。
そして、
店員さんの言葉に絶句します…
なんと、
お客様の事務所から遠ざかるように、歩みを進めていたのです…
まじかーーーっ!!!
早く言ってーーーっ!!!
自分の出しうる
最大限のエネルギーを足に投下して、半分転びながら(転んだかもしれない)、息を切らしてお客様の事務所にたどり着いたのです。
時計を見ると、
すべりこみセーフ!
打ち合わせ中に、ダラダラとひたいから汗を流しながら、
「今日は暑いですねー…」
と、お客様と談笑する自分がいるのでした。
はい、
方向音痴が解消したと思ったんですが、
やっぱ…
方向音痴なんです。
えぇ、
どうしようもなく…。
というわけで、
いつの頃からか、
どこかに行くときは、
かなり余裕をもって行動するようになったんです。
で、
さすがに毎回迷うわけではないので(あっ、いやだなぁ、ほんとですよ…)、
そうすると、
時間ができるんですね。
しかも、誰にも邪魔されない時間が。
ふだん、なかなか自分の時間がとれないとなげいていたぼくにとっては、
それはそれは天からの恵みのようなものです。
そしていま、
天からの恵みの時間がほしくって、予定時間よりも1時間早くいくこともしばしばです。
毎日の通勤にいたっては、
もろもろの事情はありますが、
他のスタッフの来る二時間前に到着しているほどに。
なんだか、
いろいろと書きましたが、
方向音痴も悪くない!
じゃなく、
自分の弱みを利用しちゃえ
つてことなんです。
ついつい長々と書いてしまいました…
今日も新たな一日がスタートしました。
たのしみましょー!