一昨日にお会いした半農半Tシャツデザイナーの小畑さん。
いろんなことをお話ししたのですが、その中でとくに印象に残ったのが
「いろんな人との関わりの中で、偶然に副産物として生まれる種を芽にして育むこと」
です。
半農半Xな人に会いに行く半農半Xというライフスタイルも、最初から一直線でやってきたものではなくて、
元々は会社勤めをしていて、会社以外の人との交流ができ、そこでいろんな人たちとの関わりがあり、少しずつご自身の中で化学反応が起こったそうなのです。
Tシャツについても、最初から商売をしようと思ったのではなくて、米づくりを協力してくれた友人にお礼の気持ちを込めて、Tシャツをつくったのがきっかけだったのです。
Tシャツを受け取った友人が、他の人もきっとほしがるよ、ということを言ってくれたことがきっかけで、少しずつ口コミ的にTシャツの提供を開始したのです。
今現在は米づくりの生活からは離れ、道の駅で仕事をされるようになったのですが、それも最初からそこで働くということが決まっていたわけではなくて、たくさんのご縁から今現在の形になっていったということなんです。
何が正解か、不正解かはわからない。
けれど、いろんな人たちと関わると、関わる目的以外にも横道にそれた形でのつながりができることもあります。
とあるセミナーに参加して仲良くなった友人がいたとして、そのセミナーの内容そのものよりも、お互いの共通の趣味で意気投合していっしょに何かをやっていく。そんなイメージです。
儲かるか、儲からないかということでビジネスとして仲間になったとしても、儲からなければ関係性がこじれそうですよね。
けれど、儲かるかどうかは置いておいて、お互いが楽しいかどうか、感情として相通ずるかどうか。
そんな形で育まれた関係性は、きっと長続きすると思うんです。
今年も小畑さんをはじめとして、いろんな人達と会う予定です。
さて、どんな副産物が生まれるのか、とても楽しみです。
では、今日も楽しみましょう!