昨日は習慣化の学校がありました。
その中で、完璧主義でついつい内容に凝ってしまって、なかなか進まないんです、という声が受講生の方からあがりました。
もともと、僕自身も完璧主義なところがあって、理想を求めるがあまりに前に進めないというのを嫌なほど経験してきたのですが、習慣化コンサルタントの古川武士さんから教えていただいた「まずはVer1.0からスタートする」という発想がとても効いたので、その受講生にもお伝えしました。
Ver1.0からスタートするという発想
これは、スマホアプリなどを開発するときに、最初から完璧なものを開発するのではなくて、まずは最低限の機能を世に出して、実際にユーザーに使ってもらいフィードバックをもらったうえで、改善点を改修していくという発想です。(アジャイル開発と言われています。)
Ver1.0、Ver1.1、Ver1.2というようにマイナーチェンジをしていくのですね。
実際に僕自身もWEB開発をしていて思うのが、使ってもらわないとわからないんです。使ってもらえるかどうかも分からない機能を開発するぐらいだったら、試しに世に出すというのはとてもいい発想だと思うんです。
この発想を自分に取り入れてみる
完璧主義な人はついつい完璧を求めるがあまりに、いつになっても終わらない、あるいは、完璧を想像すると「自分にはできるとは思えない」という状態になり、最初の一歩を踏み出せなくなります。
そこで、完璧な理想像はいったん脇に置いておいて、まずは最低限の要素でいったんつくりきってしまうんです。
不思議なことに、一回つくりあげると、意外と満足しちゃうもんですよ。
事例
- 企画書をつくるときは、詳細はつくりこまずに、手描きで全ページのアウトラインを書いてしまう。
- ブログをはじめるときは、最低限の投稿できる準備だけして記事を書き始める(プロフィールなどは後回し)
このように、形あるものに対して、まずはいったん作りきってしまいましょう。
進めるに当たってのコツ
最初はこのVer1.0でつくっていいんだろうかって思うこともあるかもしれませんね。そのときは、まずは落書きのような感じで手描きでざっくりと大枠のイメージをつくってしまうことをオススメします。
落書きのように気楽にですよ。
大丈夫です。誰も見ていませんので。
詳細が決まっていない?ならば、いったん○○○○って書いちゃいましょう。
できましたか?これはもう立派なVer1.0ですよ。
企画書ならば、まずは周りの人にこの段階で見てもらうのもいいかもしれませんね。デジタルツールでつくりこんでしまってからよりも、フィードバックをもらったときに凹みにくいですよ。
つくりこんでしまうと、こんなに頑張ったのにーってなりますが、落書きのようにつくりましたからね。それと、フィードバックを送るほうも、頑張ってつくった感が伝わってくると申し訳なくって言いづらいものなんです。
今日は、完璧主義から抜け出す1つのコツをお伝えしました。
それでは、今日も楽しみましょう!