たのしくブログ習慣の人体実験中...

石積みからの学び

昨日は研修で、農場の石積みをしていました。

普段とはまったく異なる場所で、話したこともない人と、はじめての体験をしたのですが、その中で様々な学びがありました。

1.目標設定をする良さ

昨日の石積みは最初に目標が立てられました。何十メートルにもわたる場所に石を積み上げていくのです。それも一日で。

「またまた冗談を」

って、思ってしまうぐらいに、長い道のりに感じました。

午前の部、午後の部とあり、午前の部が終わった頃に進捗を確認すると、なんと30%ぐらいの出来…。

でも後半の追い上げがすごかった。

前半は慣れていないため、戸惑いながらの作業でもあったんですが、後半は慣れもあり、そして色々と工夫をして作業をしたのです。

明確にここからここまでの石を積み上げるという目標があったので、迫るタイムリミットとにらめっこをしながら作業を進めます。

そして、時間は予定よりも2時間近くオーバーしましたが、なんとか目標を達成できたんです。

積み上がったときの石の段を見てすごくうれしかったんです。

これが目標がなかったら、永遠に終わらない作業のように感じるし(なんせ農場はめちゃ広い)、ダラダラと過ごしていたかもしれないし、何よりもやり遂げたときの喜びはそれほどでもなかったでしょう。

2.工夫する楽しさ

時間までに終えることができたのは様々な工夫があったのも大きかったです。

重機で大量の石が運ばれ、特定の場所に石をおろすわけですが、おろした後に人がザルで何度も往復をして持ち運ぶ必要があります。

毎回石をザルに入れるのが大変だからと、ある人が楽をしようと重機からおろされる石がくる前に自分のザルを置いておいたんですね。

すると、その中に勝手に石が入るので楽だったわけです。

人間おもしろいもので、それを見るや次回以降はみんなそれを真似しました。

すると、今までの2倍以上のスピードで作業ができたんです。

さらに、石を集める職人のような人が現れたり、いろんな人がいろんな工夫をしていったのです。

そして、この工夫がまた楽しい。

最初はもちろんうまくいかないこともあるけれど、試行錯誤する課程も楽しいし、うまくいったときなんて最高。

私が一番楽しかったのが、ザル10個にキレイに石が入った瞬間。重機を操るお兄さんに指示をしながら石を目標のザルに入れてもらうのですが、何度か失敗しながらも最後にはキレイに入れられたんです。

3.出る個性

こういった石積みという作業の中でおもしろかったのが個性が出るということです。

人と同じことをやりたがらない人、工夫して楽しむ人、黙々と石の顔を探して積み上げる人、みんなとわいわいやりたい人、効率を重視したい人、マイペースでやりたい人、ガツガツとやりたい人、全体を指揮したい人。

こう書くと30名ほどの中にも確実に多様性がありましたし、それらが調和してうまく回っていたんだなぁって思うんです。

こらがみんな同じ個性だったら、目標達成はできなかったかもしれません。

そう考えると、それぞれの個性を大事にしたいなって思えますね。

ちなみに私の個性は、工夫する、ガンガンやる、たまに指揮をとる、という感じでした。


何気ない作業の中にも、よくよく考えるといろんな気づきがあるものなんですよね。

あなたは、今やっていることにどんな気づきを抱きますか?

考えてみてはじめて気づけることがありますし、もしかしたらあなたの個性を知るきっかけになるかもしれませんよ。

 

それでは今日も楽しみましょう!

編集後記

今日は今からキャンプに行ってきます。あいにくの雨ですが、雨だからこそ感じられることも色々とあるでしょうし、楽しみです。

家族と離れた二日間。なかなか日常ではできないので、この二日間はガッツリと自分の時間にあてます。