(Photo by Sharon McCutcheon on Unsplash)
最近とあるドキュメントを見てギョッとしました。
赤、黄、青、緑、茶、黒、
Excel表のセルの背景色にこれらの色が使われていて、どれも原色なんです。
原色というのは、真っ赤、真っ黄色、真っ青、真緑、といった一番典型的な色です。
わかりやすいのはわかりやすいのですが、それらの色を並べると、すべての色が主張が激しすぎて、見る人は目がチカチカするし疲れてしまいます。そして、見たくないドキュメントになり、敬遠されてしまいます。
今日はこれらの主張する色たちに紐づけて、いろいろと身近なものを考えてみます。
優先順位の主張
WEB開発の仕事をしている中で、日々さまざまな開発要望があがってきます。
売上をあげるために、経費を削減するために、システム開発をしてほしいという要望です。
これらは数百とあるのですが、さすがに数百を序列をつけずにすべて同時並行に進めることはできません。労力が分散してしまい進まないんです。
そこでやっていることは、優先順位をつけることです。数百の中でもほんとにやるべきものを選び、スコアをつけていきます。スコアの高いものほど開発要望の高いという意思表示となります。
ただ、この優先順位を入れてもらって残念だったのが、スコア100が10個というように、同じ数字がずらっと並んでいたんです。10個の開発案件君たちが「私を開発して」って声をあげている状態です。10個の主張が強いと、それら10個はすべて同列になり、目立ちません。
数百あるのであれば、ベスト3はこれというようにしておいて、その下も順位をつけていくというようにやるのが好ましいのです。
TASKたち
今手元には、数百のリストがあります。
すべてやることなのですが、はっきりいって管理ができません(笑)
数百のリストたちが「私を早く処理して」って主張してくるのです。
もちろん先程の優先順位の話と同様に、これだと進めるに進められません。
どれかをやろうとすると、そのやったことが思いの外に時間がかかり、別の期限のあるTASKが実行できないという事態にもなりかねません。
数百もあるものをすべて優先順位をつけるのはそれだけで発狂しそうになりますし、日々TASKは増えていくものでそのたびに優先順位をつけるというのは現実的ではありません。
ここはカテゴライズをし、時間割という箱をつくり、決まった時間にそのカテゴリをやる。カテゴリの中にはTASKリストを並べ、上にあるものほど優先順位が高い、というざっくりとしたルールをつくっておく。そうすると、意外と負担なく処理することができます。
常に主張する人たち
腕っぷしが強くってぐいぐいと仕事を進めようとする人がいます。
もちろん推進力があって頼もしいのですが、人の都合は考えずいつも自分のやりたいことを主張すると、周りの人が疲弊してしまいます。
企業のSNSにも同じことが言えます。毎日自分の売りたい商品のことを発信していると、敬遠されます。受け取る相手がほしい情報ではなく、企業側が伝えたい情報だけを発信しているという形なんです。これだとファンは残念ながら増えません。
受信する側が何を欲しているか、その欲しているお役立ち情報をプレゼントすると喜んでもらえます。「買って買って買って」じゃなくて、「この情報はあなたに役立つからどうぞ」ってプレゼントをする形です。
今回は主張する色の原色たちから話を広げていきました。
あなたの周りにはどんな主張するものがありますか?
その主張するものは気持ちいいですか?もしそうでないならば、どのようにしたら気持ちい形にできるでしょうか。
それでは、今日も楽しみましょう!
編集後記
昨晩は少し残業した後に、複業活動をしました。1時間もとることはできなかったのですが、それでもゼロにしないというのは大事だと改めて感じました。夜遅くなってしまうのですが、帰ってから家族と会話をすると心の充電ができます。朝は早く出てしまい会話をすることができないので、密度を高めていきたいなぁって考えています。今は課題だらけ(笑)