(Photo by Annie Spratt on Unsplash)
昨日につづき、研修講師(トレーナー)で学んだことを記します。
それは、
講師が100伝えようとしても、聴く側が受け入れる扉を20しか開けていなければ20しか入らない
ということです。
場づくりの大切さ
よく
「伝える」よりも「伝わる」
に意識を向けようということを広告を打つときに話すこともあるのですが、まさにそれと同じです。
とっても良質な内容があったとしても、受け手に聴く気がなければ伝わらないのです。
そこで鍵になってくるのが、場づくりです。
場の雰囲気をよくして、講師と受講生、あるいは受講生同士の心の距離感を縮めていくことが大切になってくるのです。
7月に始めたばかりのときは、とても場の雰囲気が硬かったんです。
そりゃ、初めましての方ばかりだったりするとなかなか打ち解けられませんよね。
距離感が縮まっていない段階で、受講生がストレスを感じるようなことをやるとますます距離感が遠のいてしまいます。
例えば、ダメ出しばかりだったり、受講生を認める態度がなかったりしたら嫌になっちゃいますよね。
距離感を少しずつ縮めながら関係性を築いていくのが必要になります。
講義は全部で10回あるわけなので、最初の頃は相手に理解をしてもらうよりもむしろ距離感を縮めていくことのほうが重要になります。
伝わることを意識する
また、講師として話をしているときに、ついついその日にやることをしっかりと伝えなければならないという内容に意識をしがちです。
けれど、いくら内容を言ってもそれがわかりにくいものであれば相手には伝わりません。
内容というWHATはもちろん大事ですが、それ以上にどのように(HOW)が大事になってくるのです。
たとえば、大人に話をするのと、小学生に話をするのは、伝え方が異なりますよね。
子どもと話をするときは意識ができるのですが、大人に大してだと意外と意識が及ばないことがあります。
研修の受講生たちだって、年齢も違えば性別も違うし、職種も違えば、国籍だって違うことがあります。
伝えたい相手がどのような人なのかをしっかりととらえて、伝わる伝え方をしていくのが大事なのです。
いかがでしたでしょうか。
もしあなたが相手に伝わらないと思われているようでしたら、関係性を築いたり、HOWの部分を気にかけるとうまくいくようになるかもしれませんよ。
それでは、今日も楽しみましょう!
編集後記
今日は銀座・伊東屋(文房具屋さん)で、万年筆とリーガルパッドというノートを買いました。昨日のYさんとの話からいてもたってもいられず。買うときはとてもテンションが上りました。その後、高畑勲展に行き、原画を見て心を大きくときめかせました。