(Oliver SjöströmによるPixabayからの画像)
7月から開始した「問題解決講座」の研修講師。
四カ月にわたり取り組んできたわけですが、明日はその振り返り会があるということで、先ほど気づきなどをまとめていました。
もともと研修講師をやろうと飛び込んだ理由は二つあります。
一つはファシリテーション力を高めたかったから。
そして、もう一つはとっても恥ずかしいんですが、問題解決力を付けたかったからです。
問題解決講座は、ロジカルシンキングを使い、未知の問題を解決するためのスキルを学ぶ講座です。
テストは半分も受からないんじゃないか、ひどいときは2割しか受からないんじゃないか、と言われるほどに、社内から悲鳴の上がる講座なんですが、ぼくの場合は奇跡的にスルリと合格しました。
けど、
その講座で学んだことがほぼ活かされず、時が過ぎていきました。
そのスキルを使わなくても業務はできなくはないですが、そのスキルを自由自在に使いこなす役員を見て憧れたんです。
あーなったらカッコいいな、って。
我ながら単純な理由ですが、それからスキルを使おうと思うのですが、
今は忙しいから、
今はそれどころじゃないから、
って、時は過ぎていきます。
そんなときに、
研修講師の新規追加の案内が人事から届きました。
それを見たときに直感で「楽しそう!やってみたい!」
って、思ったんです。
でも、自分は問題解決のスキルを使いこなしているわけじゃないから、人に教えるなんてできるだろうか
って、思ったんです。
そして、何の気なしに研修講師って何をやるの?ということを根掘り葉掘り聞いていたら、研修講師をやることになっていました(笑)
実はそのような悩みを持つ人は多いようでむしろ普通だと。
そして、研修講師をやることになったんです。
「楽しそう!」からやることになった講師の仕事は楽ではありませんでした…
当たり前ですが、人に教えるということは、「自分ができる」というレベルを大きく超えていく必要があります。
自分ができても教えられるわけではなく、人に教えるためにはテキストを棒読みするのではなく、そのテキストを踏まえて自分なりの事例を示したりする必要があるんです。人の理解は抽象的な概念だけを言われてもピンとこず、具体例があるからこそ理解ができますので。
受講生に講義をする前にテキストを何度も読み、先輩講師の講義動画を2人分見て、演習も自分なりに解いて、ようやくそれなりに話すことができるようになりました。
受講生が学ぶ3倍は時間をかけていたと思います。
正直スマートじゃありませんでした。泥にまみれながらなんとかこなしていった感じです。
研修が一通り終わった今思うのは、場に飛び込んでみる大切さを強く感じます。
もし、ぼくが研修講師をやっていなければ、問題解決のスキルを使えるとカッコいいな、って思い続けるだけで、現実は何も変わらなかったことでしょう。
研修講師をやったことで、強制的にやらざるを得ない環境に身をおけたからこそ、講師をやる前よりは確実にスキルが身につきました。
いかがでしたでしょうか。
もしあなたが、何かをやりたいと思ったならば、場に飛び込んでみるという選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、自分を強制的に一歩前に進めてくれるますよ。
それでは、今日も楽しみましょう!
編集後記
今週から定時退社習慣を再始動しました。昨日、今日となんとかクリアしました。定時退社という締め切りがあることで、そこにめがけてあらゆる行動が改善される実感があります。