(Photo by Vlad Tchompalov on Unsplash)
私の勤める会社には変なプレゼンをするお偉いさんがいます。
ブルース・リーの映画の曲をかけて、きらびやかな資料を見せて、おかしなことを言う。
一見ふざけているようにしか思えないプレゼン。
そこには意味がありました。
さまざまな人たちとコミュニケーションの限界
会社にはたくさんの人たちがいます。
20代から70代までの人。
外国人も頻繁に入ってきます。
モチベーションの高い人もいれば、そうでない人もいます。
生まれ持った特性の異なる人たちばかりです。
スライドに表示されていることをただ読み上げるプレゼン。
退屈でしかたないですね…。
めちゃめちゃモチベーションが高く、その内容に興味がある場合は聞いてくれるかもしれませんが、
多くの場合は、大勢の中にまぎれている状態で話を聞くと、あまり聞こうという姿勢になれていないものです。
そもそも聞く気があまりない人に伝えるにはどうすればいいか、伝わるにはどう工夫をすればいいか。
プレゼンターとしては工夫のしがいのあるところです。
ユニークなプレゼン
冒頭に登場したお偉いさんのプレゼンの仕方はとてもユニークです。
まず、登場するやいなや、音楽がかかります。
ジャジャーン!と。
なんだこの音楽は、と思っていたら登場です。
そして、ビジュアルは、インパクトのある写真がドドーンと載っています。
そこに、シンプルな一言がかかれています。
「われわれは、○○をします!」
と。
そのあとに、その一言の裏付けや詳細を落とし込んでいき、最後にまた最初と同じ一言を載せます。
プレゼンは脳に刻め
最近、会社内の研修講師をやっているのですが、その指導役にユニークなプレゼンをする人がついています。
その人がいっていたのは、
人に話をするときは、
「いかに脳に刻むのか」
ということです。
ダラダラやっても誰も聞かない、普通にやっても誰も聞かない。だからこそ、一番伝えたいメッセージをインパクトをもたせて伝えるのだと。
それを聞く前までは、変なプレゼンをするおじさんぐらいにしか思っていなかったのですが、その話を聞き見る目が変わりました(笑)
プレゼンは話すことが目的ではなくて、
参加者に少しでも覚えてもらい、行動に移してもらうこと。
そのためにプレゼンターは何をどのように伝えるのか、が鍵となるわけです。
いかがでしたでしょうか。
もしあなたが、伝えたいけれど伝えられていないことが多いならば、いかに脳に刻むかということに注力すると、その問題は解消されるかもしれませんよ。
それでは、今日も楽しみましょう!
編集後記
昨日は、コーチングの自主勉強のために、コーチングのテキストを開いていました。ふんふんと聞いていたこともテキストをなぞっていくとかなりの量になり、消化不良になりかけています。今日はコーチングの練習があるので、その前までにとりまとめをする予定です。